小雨混じりのどんよりしたお天気の中、東京 高輪の高野山東京別院で阿字観瞑想をしました。
朝9:30から初心者向けの説明がありました。
茅ヶ崎千手院 川上先生から説明していただきました。
日本に住んでいる人はまじめなので「瞑想しよう」「ちゃんと座ろう」とするので、それはしないでくださいとおっしゃられました。
楽に座り、楽に呼吸することが大事で、脚を組んだり、背筋を伸ばして座らなくても大丈夫とのことでした。
最近毎日続けている瞑想も、以前はアーサナして、呼吸法して、それから… みたいに構えてやっていたところがありましたが、最近は何もしないでただ座って心を落ち着けたりしています。
瞑想で何も考えない状態になるには、痛い、辛いのような感情を産み出さない状態を作ることが大事で、続けるうちに股関節が開いて座りやすくなったり、脊柱起立筋が鍛えられてまっすぐ座れるようになる、ということだそうです。
説明の後は本堂に移動し、阿字観瞑想のやり方の説明を受けました。
参加者が多く、掛け軸の前には座れませんでしたが、軸をじっと見ないでくださいとのことでしたので、軸の前に座っても座らなくても同じかなと思いました。
最初に体を温めるために立ったり座ったりを繰り返し、座ったら深い呼吸を何度か行い、その後は半眼で鼻先を見つめて瞑想するというやり方でした。
お香の香りとお堂のうす暗さと浄化された空気の中で瞑想すると、普段ヨガスタジオや家で瞑想しているのとは全く違った感覚を味わうことができました。
どんな座り方でもよく、痛くなったら動いてもよく、水を飲んでもよく、苦痛に感じないように、自分で調整してくださいとのことでした。
私も足がしびれてしまい、途中で伸ばして座りましたが、しびれがほどけていく感じが、お堂の畳に足がとけて同化していくような感じで、なんとも不思議な感覚を味わいました。
瞑想の最後はその感覚を日常に持ち帰らないために、頭の先から足先へ何度か流して終わりでした。
月2回実施されているそうです。
またぜひ参加したいとおもいました。
ありがとうございました。
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